こんにちは、【海外銀行口座で金利生活】のSHUN(@ kaigaikinri )です。
高金利(6〜13%) × 低物価(日本の2分の1ほど)の海外銀行口座で定期預金を作り、その金利だけで海外のベストシーズンを渡り歩く、セミリタイヤ計画の準備を終えて検証待ちです。
しっかりと下調べをして、海外の銀行で定期預金を組めば
40代でのアーリーリタイヤも十分に可能です。
ですが、思いつきで進めようとしても
・現地に行ったけど開設できなかった
とか
・お金を預けてみたけど使い勝手が悪かった
など
後悔するケースもあります。
そんなことのないように今回は、
海外で銀行口座を開設する前に知っておきたい6つのこと
を解説します。
ここで取り上げたいのは
1)金利
2)物価
3)開設の可否
4)治安・観光資源・国民性
5)気候
6)銀行ルール
です。
それらを加味しないでただ「高金利」に飛びついて
開設を試みても、意図したケースにならないことが多いです。
では見ていきましょう。
金利
この「海外金利生活」を実現する上で
最重要なことです。
日本では1%にすら遠く及ばない低金利に
すっかり慣れてしまっているかと思いますが
海外では3〜5%は当たり前、
10%前後の銀行金利がつく国々もたくさんあります。
「海外 銀行金利」などで検索すれば
それらの国を確認することは比較的簡単です。
3%でも日本と比べると格段に高いのですが、
金利だけで生活するなら最低でも5%、
できれば7%あるのが望ましいです。
物価
「海外金利生活」を実践する上で次に大切なのは
「物価」です。
随分前ですが、オーストラリアの金利が
先進国の中で図抜けて高い時がありました。
リーマンショック前の15年〜20年ほど前でしょうか。
しかし、ワーホリで1年住んだ時に思いましたが
「とにかく物価が高い!」
金利が高い → オーストラリアドルを買う人が多い
→ オーストラリアドルが強く(高く)なる
という構図もあって、日本円が相対的に弱くなり
500mlのコーラ1本が200円ぐらいした記憶があります。
物価が高いと、たとえ金利が5〜7%ついたとしても
それだけで生活するのは大変です。
物価は日本の3分の2〜できれば2分の1が望ましいでしょう。
物価を確認するにはその国の人たちの収入を知るのが近道です。
例えば「○○○(国名) 平均月収」などとすれば
調べたい国のおおよその収入を知ることができます。
おそらく、見てみると驚くと思うのですが
アジアの国には平均月収が4、5万というところも
少なくありません。
わかりやすく言えばその国では月に5万あれば
生活ができる物価水準であるということです。
それらを踏まえてまずは「高金利」「低物価」の国々を
リストアップしましょう。
開設の可否
さて、1)2)を加味しても最低10カ国ぐらいは
出てきたと思います。
しかし、それらの国々全てで銀行口座の開設ができるとは
限りません。
というよりむしろ、日本人(外国人)がいきなり行って
すんなりと口座を開設できるほうが稀です。
例えばベトナムは金利・物価ともにGOODですが
ルールが変わり今はビジネスビザなど長期ビザがないと
口座開設できません。
どの国が日本人でも口座開設できるのか、は
正直なところ「そこで開設している人」の情報を
収集する以外にありません。
と言っても情報が古かったり、実際の可否はケースバイケースだったり、と
確実に作れるかどうかは行ってみるまでわからないことも多いです。
いずれにしても
日本人が日本の住所だけで開設できるケースはほぼない
ので、現地につては必要です。
開設サポートを依頼できるならそれも検討するといいでしょう。
治安・観光資源・国民性
さて1)〜3)まで確認できれば
次は「その国に滞在したいのか」というステップに入ります。
せっかく高金利・低物価の国で口座を開設して
毎年、数ヶ月滞在できる利息が入ったとしても
めっちゃ危なかったり
行くところなかったり
だと微妙ですね(汗)
最低限、外務省のホームページなどを参考に安全面で心配ないかの確認はしておきましょう。
外務省ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp
観光に関してはどの国にも大抵、1つ2つは
世界遺産や手付かずの自然、古い街並み、ソウルフード
などがあるのでそこまで心配しなくても良いと思います。
遺跡なのか、買い物なのか、食事なのか、アクティビティなのか
ここは人によって違うところなのでその価値観に合う国を選んでください。
国民性もよほど過去に日本がその国に対してなにかをやらかしてなければ
割と日本人を快く思ってくれる国は多いです。ありがたいですね。
気候
4)の「治安・観光資源・国民性」と同じぐらい重要なのがこの「気候」です。
滞在中、雨ばっかり(海外の雨季は日本の梅雨の比じゃないとこも多いです)とか
めちゃ暑くて(寒くて)外に出たくないとか
だと日本に居ればよかったやん、ということになりかねません。
まずその国で雨が少なく、過ごしやすい時期はいつなのかを
「○○○(国名) 気候」などで検索して調べましょう。
例えばある国では7、8月が晴れが多く、気温も25度前後だとします。
であれば1年の定期口座を開設するのは6月下旬がいいでしょう。
そうすれば毎年ベストシーズンの少し前に利息が入り、
その利息を使ってベストシーズンに滞在することが可能です。
逆に1月とかに作ってしまうともし、その国が2月や3月に雨季の場合
利息の入りと滞在の期間が合わなくなってしまいます。
海外の銀行の中には利息が毎月入るものや、3ヶ月に1回入るものもあるので
そういうタイプであればそこまで開設する時期にこだわる必要はありません。
銀行ルール
1)〜5)までクリアできればあとは開設しようとする銀行の
ルール確認が必要です。
先日たまたま「日本に居ながらスリランカで銀行口座を作れるかも」という
話しが回ってきたので以下のことを担当者に確認してもらいました。
1) Can Japanese open term deposit account from Japan (without going there) ?
日本人がそこに行かなくても定期口座をつくれますか?
2) If we can, what do we need for that?
(passport, drivers license, etc)
もし開設できるなら、なにが必要ですか?
3) How can we get bank card ?
(is it possible to send it to Japan)?
銀行のカードはどうやって入手できますか?送ってもらえますか?
4) Can we send money with using SWIFT code from Japan?
スイフトコードを使って送金できますか?
5) Are there any rules that the bank account will be closed if we don’t make transactions for long time?
if there are, how long will it be?
長期間、入出金がないと口座が凍結されるといったルールはありますか?
もしあるなら、それはどれくらいの期間ですか?
6) How much is the maximum interest which paid monthly?
利息が毎月入るタイプの定期口座の利息は最大いくらですか?
それに対して銀行の方から返信が来たのですが、
どうも日本に居ながら開設するのは少し難しそうなので
コロナが落ち着き次第、行ってみようと思っています。
スリランカは紅茶(セイロンティー)が有名ですが
調べるとそれ以外にも自然や文化など、魅力的な要素が
多くありそうで、
また、金利もざっくり5〜6%で平均月収は4〜5万、
安全面でも問題なさそうです。
気候に関してはどうも南西部と北東部で大きくわかれるらしく
コロンボ(南西部)は1月、2月あたりがベストシーズン
トロンコマリー(北東部)は6月、7月あたりがベストシーズン
と言えそうです。
同じ国でこれだけベストシーズンがわかれているのは
面白いですし、行く時期によってどちらかを選べるのはメリットですね。
1)2)4)5)を満たしているので
作れるなら作りたい国の1つです。
繰り返します。
しっかりと下調べをして、海外の銀行で定期預金を組めば
40代でのアーリーリタイヤも十分に可能です。
ですが、思いつきで進めようとしても
・現地に行ったけど開設できなかった
とか
・お金を預けてみたけど使い勝手が悪かった
など
後悔するケースもあります。
そんなことのないように今回は、
海外で銀行口座を開設する前に知っておきたい6つのこと
を解説しました。