こんにちは、【海外銀行口座で金利生活】のSHUN(@ kaigaikinri )です
日本人でも銀行口座を作れる国は事実、存在します。
ヨーロッパとアジアの魅力を併せ持つトルコもその一つです。
海外で銀行口座を作る最大のメリットは「金利と物価」です。
ここではトルコでの銀行口座の作り方と注意点をお伝えします。
トルコの政策金利は諸外国の中でも際立って高いです。(最高時は24%)
一般的に「リスク」と「金利」は比例し、
金利が高いほどリスクが高いと言えるのですが
トルコに関してはどうでしょうか。
モンゴルやアゼルバイジャンなど、
金利が高くてもそもそも日本人が口座を作ることが
極めて難しい国があります。
また、それらの国の通貨は一般的には出回っておらず、
「流動性」(市場でいかに容易に交換できるか)
が低いため、リスクが高いと言わざるをえません。
しかしトルコリラに関してはその金利(スワップ)の
高さから多くのFX会社が採用しているため、
流動性という視点で見た時には比較的○
もちろん金利が高い国は、低い国に比べると
システムが完備されていなかったり
政権が不安定だったり、など問題もあるのですが
日本が戦後の経済成長の過程において
8%ほどの金利がついていたことを考えれば
発展していく途上にあると捉えることもできます。
トルコで銀行口座の開設ができれば
毎年、金利だけで旅行費や滞在費をまかなえるのでは
ないかと思い、2019年8月に作りに行きました。
トルコの物価をご存知ですか。
例えばリゾートとして人気のボドルム
5つ星ホテル(朝食・夕食ブッフェ付)で1泊8,000円ほど
スタバコーヒー、炭酸水、バナナで250円ほど
ピザ、サラダ(3人〜4人分)、炭酸水で800円ほど
平均月収が5〜6万なので
金利が付けばそれだけで宿泊費・食事代・移動代が出ます。
2017年から2018年にかけてトルコリラが暴落したことはFXトレーダーだけでなく多くの方がご存知なのではないでしょうか。
1円に対して30円前後で推移していたトルコリラが
情勢不安などを機に一気に15円台まで下げました。
2019年10月時点でも18円強までしか戻しておらず
含み損を抱えているかたも多いと思います。
実は私も、FXではないですが大手証券会社で
トルコリラの運用をしていました。
「仕組み債」と呼ばれる複雑なシステムで、
満期時にトルコリラがある一定の水準以下だと
元本が円ではなくリラで還ってくるというものです。
円に戻すと大損してしまう、と考えた私は
戻ってきたトルコリラをそのままトルコで
使えないかと考えました。
それもトルコで銀行口座を作ろうと思った理由の一つです。
私が行ったのはトルコ第3の都市と呼ばれる
「イズミル」という地域です。
行ってみるとそこは、美しい港町でした。
以前イスタンブールには行ったことがあるのですが
いろいろな国籍の人が集まりマーケットの活気で賑わう
イスタンブールとはまた違った魅力のある街です。
世界遺産に登録されているエフェス遺跡も観光圏内です。
はっきり言うとトルコまでは遠いです。
イスタンブールには成田から直行便が出ていますが
片道12時間ほどかかります。
私の場合はセントレアから香港とドーハ、
2箇所トランジットしてイズミル着というルートだったため
片道24時間ほどかかっています。
ただ、その分航空機チケットは安く、
往復で6万強でした。
それだけ時間をかけて着いて、
銀行口座が作れないというのは避けたかったので
事前でネットで相当調べてから行きました。
ただ、それらを総合した私の結論は
「行ってみないとできるかできないかわからない」
というものでした。
トルコで銀行口座を作ろう、と思った方は
あるいはいらっしゃるかもしれません。
しかし【トルコ 銀行口座 作り方】や
【トルコ 銀行口座 開設】などで検索すると
いくつかの記事がでてくるのですが
どれも「こうすればできます」というものではありません。
「イカメット」と呼ばれる滞在許可証が必要だとか
イカメットを取るためには最大3ヶ月待つ必要があるだとか、
いろいろな情報が交錯しているのが実情でした。
そこで私は1ヶ月滞在することを決め、
その間に現地でできるだけ情報を集めたり
トルコの人とも仲良くなって必ず開設してくる覚悟で日本を立ちました。
行ってみた結論から言うと、
「2日あれば銀行口座を開設できる」です。
繰り返します。
日本人でも銀行口座を作れる国は事実、存在します。
ヨーロッパとアジアの魅力を併せ持つトルコもその一つです。
海外で銀行口座を作る最大のメリットは「金利と物価」です。
ここではトルコでの銀行口座の作り方と注意点をお伝えします。
《トルコでの銀行口座の作り方》
流れを先に説明します。
①現地のSIMカードを取得する
②タックスナンバーを取得する
③(できれば英語の話せる)トルコ人と一緒に銀行に行く
④書類に記入し、パスポートとタックスナンバーを提示
⑤レートの有利な所で両替を済ませておく(注意点有り)
⑥お金を預け入れ
トルコにおいては実は②のタックスナンバーと言うのが
非常に重要な意味を持ちます。
そしてその取得には現地の電話番号が必要ですので
まずはトルコの電話番号が付与されたSIMカードを
取得しましょう。
私はVODAFONEで1,600円ほどで購入しました。
②タックスナンバーはタックスオフィスというところで取得するのですが
現地に着いて「タックスオフィス」「TAX OFFICE」などと
グーグルマップに入れれば表示されるかと思います。
タックスナンバーを取得するのに必要なものは
パスポートのコピーと現地での連絡先(住所、電話番号)です。
これらはホテル住所でも問題はないようですが
私の場合は現地でホームステイをしていたので
その住所を記載しました。
パスポートのコピーと合わせて申請書類(親の名前などを記入)を
提出すれば、すいていれば10分ほどで一枚の用紙を受け取れます。
そこに記されている10桁の数字がタックスナンバーです。
実際にはこれがあると口座開設が非常にスムーズになります。
ただ、そこからも注意点がございますので下で記述いたします。
タックスナンバーが取得できれば両替はせずにまずは銀行にいきましょう。
トルコリラに両替したけれど口座開設ができなかったというリスクを
避けるためです。
両替は口座が無事開設されてからで大丈夫です。
トルコに行くとわかるのですが、英語がほぼ通じません。
ただそれでも銀行であれば1人ぐらいは英語の話せるスタッフがいるので
その人に回してもらいます。
「イングリッシュ イングリッシュ」と言えば理解してくれ
担当者を紹介してくれます。
私の場合は幸い、ホームステイ先のホストファミリーが英語を話せたので
その人についてきてもらい、英語とトルコ語の通訳をお願いしました。
担当者は英語を話せたので、私だけでも開設できたかもしれませんが
トルコの人と一緒に行った方が信用が増すと考えたのです。
案の定、タックスナンバーの用紙とパスポートを見せ
親の名前などいくつかの質問に答えるとあっさりと
銀行口座が完成しました。
1年定期の金利なんと13.25%
日本の【1,325倍】です。(ゆうちょ銀行比較)
100万円預けると1年で132,500円(税引前)
前述したトルコの物価を考えると頑張れば2ヶ月、
金利だけで過ごせます。
口座が開設できればあとは円をトルコリラに両替して
預けるだけですが、私が滞在したイズミルは日本円が
メジャー通貨ではなく、両替できるのは「ODAK」と
いう1箇所だけでした。(私が知る限り)
イスタンブールですと、交換できる場所は比較的多いです。
ちなみにイズミルのあと、バスで4時間ほどのボドルムという
海の最高に綺麗なリゾート地にいったのですがここでは
イズミル以上に日本円が弱く、レートは圧倒的に不利でした。
交換レートの有利さで言うならイスタンブールが一番です。
《トルコでの銀行口座の注意点》
トルコだけでなく、海外口座開設時の
注意点としてあげられるのは「保証」と「定期預金の種類」ですが
これはインドネシア編に記載してありますので参考にしてください。
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