フィリピン 投資全般

【3つの理由】フィリピンに行ったけどオウンバンクは見送った

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こんにちは、【海外銀行口座で金利生活】のSHUN(@ kaigaikinri )です👍

「高金利×低物価の海外の銀行口座に定期預金をすることで、金利(利息)だけでその国のベストシーズンを過ごせるのでは?」

 

という仮説を立てて、去年から検証しています。

その一環で今月はフィリピンに行ったのですが
先日、帰ってきました。



滞在中にちょうどコロナウィルスによってマニラで1人、お亡くなりになるなど、
なかなかのタイミングでしたが実際にはそれほど影響はなかったように思います。

もともと米ドル建て高金利のオウンバンクで銀行口座
作ろうと思って企画した今回の旅行ですが、

3つの理由から口座開設を見送り、結果
【マニラ〜バギオ〜マニラ〜セブ】という普通の旅になりました。
(旅のことはまた別の機会に)



まあ、それ自体は人生あるあるですが
ただ1つ、自分で成長を感じたのは
「投資や運用話をだいぶん冷静に判断できるようになった」
ということで、

今までの私ならほぼ間違いなく
「せっかくフィリピン行くんだから」
と多少、不安要素があっても口座開設していたと思います。

人間って不思議なもので
本来なら怪しくて躊躇する事柄に対して
そこにたどり着くまでに苦労があればあるほど
無理やり肯定的に捉えようとするんですね。

「ここまできたんだから」
「私にだけ特別に話してくれたんだから」
「なんとか先着枠に入れたんだから」
的な感じで。

それで結局
クレジットカード端末のオーナーになって200万ほど損したり
よくわからない仮想通貨のICOたちで地味に資金を失ったり
金取引に出資して、今のところ焦げ付いたりしているわけですが



そういった経験が「投資の精度」を高めてくれている気がします。

詳しくは↓

お金を減らすか、なくした投資失敗例



話がそれました。

というわけで今回は

オウンバンクの口座開設を見送った3つの理由

 

についてまとめますが、
これ自体は私の主観が多々はいっていますので
決してオウンバンク自体を否定するものではございません

1)窓口で案内ができない

これは以前にもご紹介しましたが、
私がオウンバンクについて色々調べている時に知った
サポート会社の人に確認を取ったところ

「米ドル建て高金利商品は特別なものなので、
 現地の銀行では案内できません。

 申し込むためには役員とつながるか、
 サポート会社を通すしかありません。」

ということでした。

それって微妙じゃないですか?

銀行の窓口で案内できないということは
スタッフが知らないということですね。

スタッフが知らないということは
年利10%近くの高金利が銀行内のごく一部の
方々の意思決定によって支払われている

ということで、組織としてみたときには
正常に機能しているか不安です。

2)銀行ライセンスが取り下げられたら

それでもフィリピンには
「ペイオフ(預金保護)制度があるから
 万が一(破綻)の時にも一定額までは保証されるから安全!」

とポジティブに考えようとした時もありました。

※ペイオフ
 預金者と金融機関と預金保険機構の間で自動的に成立する保険契約。
 万一、取扱金融機関が破綻しても、預金者の預金が一定額(日本では1行1,000万円)
 まで保護される制度。

そんな時にツイッターで知り合った方から教えていただいたメッセージ

「オウンバンクの前身であったI銀行は銀行ライセンスを取り下げられたと聞きました」

そうか、
そのリスクがあるんですね。

ペイオフ(預金保護)はあくまでも、政府から「銀行」と認められた状態で
成り立つ制度です。

仮に銀行ライセンスを剥奪されてしまうと当然、
保護の対象外となります。

そしてもしペイオフの対象外になるとしたら
一気にリスクが高くなってしまいます。

3)世界恐慌前のアメリカ投資家の話

「靴磨きの少年」の話をご存知でしょうか。

1929年10月24日に大恐慌の始まりとなる米国株の最初の大暴落がありました。

その少し前の「ジョセフ・P・ケネディ氏(第5代米国大統領ジョン・F・ケネディの父親)
」 と「靴磨きの少年」の逸話です。

ケネディ氏はその時までに株式投資で大儲けしていました。
1928年冬のある日、オフィスに向かう途中で、靴磨きの少年に靴を磨いてもらいました。

靴を磨き終わった後、その少年はケネディ氏に向かって
「おじさん、○○の株を買いなよ」と言ったそうです。

それを聞いて彼は
「こんな少年までが株の儲け話をするなら、
この後に株を買う人はいないから株式は暴落する!」と考え、
すべての株式を売り払って難を逃れたとのことです。



私がここで言いたいのは
「他の人が知っている話はすでにちょっと危険」
ということで、この例は今回に関しては少し大袈裟ではあるのですが
なぜか頭をよぎったので記しておきます。

まだフィリピンに行く前、
つまり口座を開設しようかどうか検討していた1月、
私は1人の友人にフィリピンで口座開設する話しをしました。

すると友人は
「私の周りでも2人ぐらい、フィリピンで口座開設した人がいる」
と返してきました。

その時、「えっ」と思いました。

その友人が、投資にアンテナが高い人ならそれは自然です。
でも実際にはそうではなく、周りにいる友人もそんな感じではないんです。

そしてさらに、フィリピンの銀行自体は金利は決して驚くほどは高くなく
1〜2%ほどです。
そこでわざわざ口座開設するとは考えにくく、これはオウンバンクでは思い、
聞いてもらうことにしました。

数日後に返ってきた返事は
「2人ともオウンバンクだって」
というものでした。

そしてその2人は私も知っている人でしたが
やはり、投資とは無縁で過ごしてきた2人でした。

2人がどういうルートでオウンバンクに行き着いたのかは
分かりませんが、この「投資に無縁の2人が開設している」
という事実によって私は先ほどの「靴磨きの少年」の話を
思い出したわけです。
(2人の人、ごめんなさい)

実際にはオウンバンクはサポート会社を通すことで
現地に行かなくても開設できるので手軽、な反面
「なぜ?」と思ってしまいます。

他の銀行はほぼ全て、現地に行く必要があるので。

というわけで、ネットで調べると

1)実店舗が1つしかない
2)実店舗の見た目が微妙
3)突出して高金利

という点で「怪しいのでは」という声がありますが



私はそれらはそんなに気にしていなくて

1)窓口で案内ができない
2)銀行ライセンスが取り下げられたら
3)世界恐慌前のアメリカ投資家の話

という3つの点で今回は口座開設を見送りました。

ただ、繰り返しますがこれは私の主観が多々入っているので
オウンバンクを否定するものではありません。

事実、
・日本で簡単に作れて
・米ドル建てで高金利
・(銀行ライセンスがある限り)ペイオフの対象

など、メリットもあるのでいろいろと比較検討した上で判断してみてください。

いずれにしても、このブログのテーマである
「海外銀行口座で金利生活」
を実現するためには

「高金利」「低物価」の国々で銀行口座を開設する必要があります。



そのためには

【リサーチ】

 ・金利は何%か
 ・物価水準はどれくらいか(平均月収など)
 ・(その国から見て)外国人が銀行口座を作れるのか
 ・口座開設に必要なものは

【トライ】

 ・現地銀行へ
 ・場合によっては現地の人にサポートしてもらって

を繰り返していく必要があります。

そういう意味で今回、リサーチの結果
フィリピン:オウンバンクは見送りになりましたが
これはこれで大切なプロセスだったと思っています。

次は、トルコにも近いジョージアあたりをリサーチ対象に予定しています。

銀行口座の金利だけで、元本を減らさず
海外のベストシーズンを渡り歩けるよう、
まだまだ楽しみながら準備していきます。

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