こんにちは、【海外銀行口座で金利生活】のSHUN(@ kaigaikinri )です
今年も残すところ今日を入れてあと2日。
振り返ってみると、
仕事面でなかなか痛みの伴う1年でした。
仕事仲間が40歳にして亡くなったり
関わっていた会社が訴えられたり
出版を予定していた出版社の社長が亡くなったり
(2人も亡くなってる、、、)
厄年を意識するのがイヤで
厄年を知らないように生きてきましたが
もしかすると男の43歳って、、、?
と思えるほどでした。
そして結果的に仕事の仕方を大きく変える必要が出たんですが
ここで非常に良かったと思うことが
「仕事とお金を切り離していた」
ことでした。
これまでも何回か書きましたが、
31歳で婚活ビジネスで起業して、
↓
割と早くうまくいきだして
↓
そしたら会社員の時よりも自由な時間がなくなって
↓
これじゃ自由を求めて起業した意味ないやんと思って
↓
金持ち父さん貧乏父さんの「自営業」にはいっちゃってることを知って
↓
お金と時間から解放されるには「経営者」か「投資家」にならないとと思い
↓
経営者にはあんまり興味がないから、投資家を目指してきました。
投資家ってなんか大袈裟ですが、別に数億のお金を動かしてるわけではありません。
それを目指すためにやってきたことはシンプルで
・生活費以外は全て投資に回す
・年利10%を複利で回す
・可能な限り分散する
・同じ額を積み立てていく
・短期売買はしない
という5つのことです。
生活費以外は全て投資に回す
お金がないから投資できないのか、投資しないからお金がないのかという問題
でもお伝えしましたが、投資しない人の理由の大半が
「投資するお金がないから」です。
実際に投資してみて、自分に合わないからやらないというのなら
それはまったくもってアリな選択だと思うのですが
やれないからやらないというのは人生ソンしてます。
ましてNISA、積立NISA、ジュニアNISA、iDeCo(イデコ)など
国がこれほど投資による自分自身での資産形成をサポート(というかお願い?)
しているのに、20〜40代というその制度を利用するのが一番有効な人たちが
ほとんどやっていないということが不思議で仕方ないです。
よほど「投資はやらない」というなにかがある人なら別ですが
単に「お金がないから」というのが理由なら「月数千円でもやれるのに」
が答えです。
月数千円ならやる意味がないと考える人も多いですが
それは全く違っていて、投資の最大の妙味は「アンテナ」です。
僕が痛い目にあった
クレジットカード決済端末のオーナーの話し
金取引の話などはあんまりこれとは関係ないですが
例えば大手証券会社で投資信託の積立を始めれば
それがたとえ月5,000円であっても経済に興味を持つようになります。
アメリカはどうなんだ、日本は、ヨーロッパは、新興国は?
金は不動産は石油は?
そうすると何がどうなったときに、何の価格が上がり下がりするか
なんとなく予想できるようになり、投資の精度があがります。
私は「生活費以外の全てを投資に回す」ということをもうずっとやってきましたが
当然最初は恐怖心がありました。
ですが、他の物事と同じでやってみると、意外とどうってことないというのが印象です。
ただ、くれぐれもよくわからない投資話に全額投入するようなことはやめてください。
年利10%を複利で回す
振り返れば、失敗してきた数々の投資話のリターンをまとめると
年利15%、24%、
月利5%(年利60%)
2年で倍
でした。
結論から言うと
「そんな甘い話しはない」
という、もう古来から言い尽くされた言葉に落ち着きます。
祖父母や両親からも何度も聞かされ育ってきたのに
やはり目の前の欲に負けるのが人間です。(私だけ?)
月利5%なら、100万預ければ毎月5万入って、
それを別の投資に回して、そしたらまたそこから利回りが生まれて
など頭の中でニタニタしながら迷わず出資してしまいました。
結果的には予定の配当はまったく入ってこなかったわけですが
それらの経験則から私は「年利10%」を超える話には乗らない。
というか、自分で選んで年利10%のポートフォリオを作り上げる
ということにしています。
年利10%であれば大手ネット証券会社や自動積立の仕組みでも
十分可能で、10%が複利で回れば数年後とてつもない破壊力です。
決してうまい話には乗らず、自分の判断で年利10%を目指すのが吉です。
安定的に年利10%を狙う方法(具体例あり)
安定的に年利10%を狙う方法2(具体例あり)
投資信託で簡単に年利10%を狙う方法
可能な限り分散する
投資の大原則、分散。
それを表す言葉が
「卵は1つのカゴに盛るな」です。
10個の卵を同じカゴに入れてると
カゴを落とした時、総割れしますね。
でも5個、5個に分けていれば
被害は半分で済みます。
「それでも5個割れるやん」
というのはこの卵の例ではもっともなツッコミですが
投資ではちょっと違います。
なにが違うかと言うと投資においては
分散が効いてると5つが下がっても5つが上がる
ということです。
卵で無理やり例えるなら
残りの5個からヒヨコが生まれてニワトリになって
また卵を生む可能性がある
ということでしょうか。
例えば金融市場(マーケット)を見ると
投資家たちがリスクをとるのに積極的なタイミング「リスクオン」と
消極的なタイミング「リスクオフ」という2つのモードがあります。
2019年はおおむね「リスクオン」だった気がします。
そしてリスクオン時に上がりやすい資産としては
株式、不動産、石油、新興国通貨など
価格の上がり下がりが比較的大きなものです。
逆にリスクオフ時に上がりやすい資産としては
債権、金、日本円やスイスフランなどの安定通貨など
価格の上がり下がりが比較的小さなものです。
そこで、国や商品を分散していくことで
リスクを分散することができます。
例えばこうです。
【分散例①】
アメリカ株、日本不動産、アメリカ債権、金
【分散例②】
新興国株、アメリカ不動産、日本債権、金
せっかく分散したとしても次のように
同一国や同一商品だとあまり意味がありません。
【良くない分散例①・・・国が同じ】
アメリカ株、アメリカ不動産、アメリカ債権
【良くない分散例②・・・商品属性が同じ】
アメリカ株、日本株、新興国株
そしてそれぞれ短期的には上がり下がりを繰り返しながら
長期的に世界経済は発展しているということを考えれば
分散していれば一時的には評価額はさがっても
最終的には全体でプラスになる可能性が高い
ということが言えます。
同じ額を積み立てていく
投資をやらない、やれない人のメンタル的な理由として
「いつ買えばいいかわからない」というのがあります。
買ったあとに安くなったらソンするし
売ったあとに高くなったら後悔するし
というものです。
必ず上がるものを最安値で買うのは誰にとっても不可能です。
反対に、必ず最高値で売り抜けるのも不可能です。
そこで誰にでもできる唯一の方法は「平均値で買う」ことです。
Aという投資商品が
今月は100円、先月は300円、先々月は200円
だったとします。
先々月200円で買った人は先月300円に上がった時に売れれば利益ですが
この時働く心理は「まだ上がるかも」です。
そして結果、今月100円に下がってしまい完全に売り時を逃してしまいます。
先月300円で買った人は今月の下落に頭を抱えるでしょう。
そしてここから上がるのを見越して
今月100円で買う人もいるかもしれませんが
ここで働く心理は「まだ下がるかも」です。
というわけで、特に初心者にとって上がっていても下がっていても
買うのも売るのも難しいということが言えます。
その人間心理を回避するのが「積立によって平均値をとる」手法です。
上記商品Aを毎月600円自動的に買う設定にしていたとします。
すると高い時は少なめに、安い時は多めに買うことになりますから
先々月は3口、先月は2口、今月は6口
ということになります。
3ヶ月合計すると1,800円(600円×3ヶ月)、11口。
1口辺りにすると163円ほどで購入していることになります。
これが長期になればなるほど、より正確な平均値をとることができるので
上がり下がりに一喜一憂しなくてよくなります。
短期売買はしない
これはその人のスタンスにもよりますので否定するものではありませんが、
時間と知識と経験のあるデイトレーダーの間に割って入るには相当の覚悟が
必要です。
そんなことをしなくても
「時間を味方につける」と言うのですが
年利10%を複利、分散、積立、長期で回せば
資産形成は十分可能です。
そして冒頭に戻りますが、
投資で資産形成とキャッシュフローができるようになると
「仕事とお金を切り離す」ことができます。
つまり、【仕事=お金】にする必要がなく
お金にはならないけど本当にやりたい仕事
に注力しながら
お金にはなるけど本当はやりたくない仕事
を避けていけます。
振り返ってみると、
仕事面でなかなか痛みの伴う1年でしたが
もし私が仕事とお金を切り離せていなかったら
日常をこんなに楽しめていないのではないか、
と思う1年でした。