こんにちは、【海外銀行口座で金利生活】のSHUN(@ kaigaikinri )です
2019年の8月28日、私はある期待を持って
トルコ:イズミルに飛び立ちました。
ある期待というのは
トルコで銀行口座を作ったらすごいことにならない?
というシンプルなものでした。
当時のトルコはまだ政策金利が16%ほどあり、
一時の24%よりは下がってきてましたが
依然、高い水準であることに変わりありません。
そこにトルコの物価を加味すれば
利息だけで長期滞在できるやん
というわけで
トルコでの銀行口座開設の旅をストーリー仕立てにすると
ホームステイ開始
↓
語学学校入学
↓
3行で口座開設断られる
↓
別の方法にチャレンジ
↓
意外とあっさり口座開設
です。
ホームステイ開始
それまでベトナムとインドネシアで銀行口座を開設してきて
現地人のサポートなしに口座開設することはほぼ不可能
と知っていた私はまず日本出国前に「友人を確保」しておこうと
思い立ちました。
トルコに行っていきなり現地の人と仲良くなれるタイプの人もいますが
私はそこまで誰にでも話しかけれるタイプではなく
事前確保が必須だったのです。
とは言え、ホームステイ先の人がどんな人かはわかりません。
もしかしたらすごい気難しい人だったり、
忙しくて銀行口座開設のサポートなんかしてる暇の
ない人かもしれない。
とドキドキしながら行ってみると
すごくフレンドリーなご夫婦。
遊び好きなチョイワル親父と
料理の得意な優しい奥さん。
ノリが軽く、
ちょいワルとは気が合いそうです。
外見とは裏腹に
部屋も可愛く、当たりでした。
トルコで現地の人と仲良くなりたいなら
ホームステイはオススメです。
ただ、語学学校からは意外と遠く、
電車と徒歩で合計30分ほどかかりました。
語学学校入学
そんな感じでホームステイを申し込んでいた私ですが
事前に不確定要素をできるだけ排除したいと思い
語学学校にも申し込んでおきました。
トルコ語の語学学校です。
語学学校であれば先生と仲良くなれれば
うまく口座開設を手伝ってもらえる予感がしていたからです。
トルコ語は、見た目は英語に近いアルファベットを使っていますが
アルファベットにない形や音があり、単語も全く違います。
araba(車)
ev(家)
sandalye(椅子)
masa(机)
okul(学校)
などです。
sの下になにか付いてたり、oの上に点が2つ付いてたり
アルファベットにない形が、5つほどあるんですが
このキーボードでは出せません、、(汗)
↓こんな感じ
ありがとう
Teşekkür(テシキュラー)
こんにちは
Merhaba(メルハバ)
さようなら
güle güle(グレグレ)
悪戦苦闘しながら、2週間で
数だけは数えられるようになりました。
0 sıfır スフル
1 bir ビル
2 iki イキ
3 üç ウュチ
4 dört ドョルト
5 beş ベシュ
6 altı アルトゥ
7 yedi イェディ
8 sekiz セキズ
9 dokuz ドクズ
10 on オン
それでも陽気なトルコ人の先生方や
一緒に学んだエジプト人、オーストラリア人など
多国籍なつながりができました。
トルコで海外の人と仲良くなりたいなら
語学学校はオススメです。
3行で口座開設断られる
さて、いよいよこの旅のメインターゲット
【銀行口座作成】
語学学校に申し込む際、事前に正直に
「銀行口座を作りたいので手伝ってほしい」
《6月17日》
「I'd like to open my bank account for staying Turkish ,
do you have any help to do that ?」
とメールで伝えておいたところ
校長のジハード自らがサポートしてくれることになりました。
日本人は要望をしっかり伝えたり自己主張するのが苦手とされてますが
同じ手法を取るなら
事前にきちんと伝えておくのがベターです。
やりとりしたのはイスタンブール校の先生でしたが
イズミル校にいる校長のジハードに私の要望を共有しておいてくれました。
しかも私が
If you help me to open bank account in Turkey,
I can pay extra maximum 150€
besides school fee.
「もし口座開設を手伝ってくれたら、授業料以外に150ユーロまで払うつもりだ」
と伝えたところ
You may open an account from Kuveyt Bank in Turkey easily and they
require to deposit 1200TL (185€) then freeze it.
Additionally we do not take extra money from you besides course fee,
so we would be happy to help you.
「授業料以外に、追加料金なしで手伝うよ」という返答。
神です。
トルコ到着後に簡単に挨拶に行き、
翌週月曜朝イチで作成に向かうことに。
土日は移動の疲れを癒しながら
口座開設に向けてワクワクしていました。
すると、、、
「ダメですね」
窓口であっさり断られ
焦りを隠せないジハードと私。
タクシーで次の銀行へ。
「今は、外国人は口座を作れない」
続いてもあっさり断られ
申し訳なさそうな顔をするジハードと
動揺を隠せない私。
結果、もう1つの銀行でも断られ
再対策を迫られることになりました。
別の方法にチャレンジ
その日の夕方、ホームステイ先で私は
ちょいワル親父に今日の出来事を話しました。
銀行口座を開設しようとしたけど
うまくいかなかった、、、
そこまで話した時、私はある1つの名案を思いつきます。
というのは昨日の日曜、ちょいワル親父は私を車で
世界遺産のエフェス遺跡などいろいろなところに
連れていってくれたのですが、
私がてっきり善意でやってくれていると思っていたそれらの時間に対して
今朝、日本円で15,000円ほど請求されていたのです。
海外のノリ、、、
その時は腹が立って、そんなの事前に言ってないから払わない
と突っぱねていたんですが
これは使える
とっさにそう思いました。
もともと、口座開設に150ユーロほどの予算を切っていたので
15,000円なら予算内です。
そこで
「銀行の口座開設を手伝ってくれて、うまく作れた時には
15,000円支払うよ」
と言うと満面の笑みで
「オッケー、ノープロブレム」と軽いノリで返ってきました。
と言うわけでさっそく翌朝、ホームステイ先近くの銀行に行くことに。
意外とあっさり口座開設
あらかじめ言っておくと、トルコでの銀行口座開設には
タックスナンバー(税金番号)が必須です。
それ自体は前日に、校長ジハードに着いてきてもらい
取得してありました。
そして昨日はそのタックスナンバーの用紙は当然
持って行ってましたが作成NGでした。
銀行で整理券を取り、ドキドキしながら待っていると
番号が呼ばれ、ちょいワル親父と私が窓口に向かうと
海外の客は珍しいのか、怪訝そうな表情で見てきます。
しかしちょいワルがいつもの軽いノリで話すと
相手にも笑みがこぼれ、、、
タックスナンバーとパスポートだけで簡単に口座開設できました。
なに、この人?
あまりの軽さにイラッとする時もありましたが
不思議なオーラを持ってます。
結論から言うと、この記事のタイトル
トルコで銀行口座を開設した話し【簡単ではないけど簡単です】
通り、簡単ではないけど簡単でした。
つまり、
・どの銀行に行くか
・どのタイミングで行くか
・誰と行くか
が割と重要で、
銀行とタイミングと付き添い人がピッタリはまれば
いとも簡単に口座開設ができます。
逆に言えばその3つが合わないと作れないので
簡単ではないんですけどね。
そして、金利は驚愕の13.25%。
100万円預ければ13万強(税引前)の利息が1年後に入ることになるので
良いホテルに泊まったり、豪華な食事をしたり、
利息だけでトルコ滞在を楽しめます。
というわけで、今年の9月もトルコ行きをひそかに企てている私です。